けんしょりジャスティスなジャニーズワールド2015

あけましておめでとうございます。

最後の更新が8月ということで、9月以降も現場には行っていたのにも関わらず感想が書けず仕舞いでした。今年もこのように自分のペースで更新していきたいと思っております。

 

『2015新春JOHNNYS’World』1月3日(夜)公演に入ってきました。ただ一言、今回のジャニワはけんしょりジャスティスすぎて面白い。

最初、二人はただショーを作るパートナーとして1月から順に辿っていくが、12月の水殺陣の場面からけんしょりの関係が濃密になってくる。健人を助けようとする勝利だが、健人は河合くんに斬られ、流れで健人は勝利を刺してしまう。健人が他界した状態で1幕が終了する。

2幕では健人がブラックホールの中で勝利を刺してしまったことに対しての苦悩、葛藤、懺悔、悲観、狂気に自暴自棄に陥る。勝利は目の前に現れた健人が生きていたことに安堵するが、救われたことに対して納得がいかない健人は勝利との喧嘩が始まる。闇を突き抜けて(曲)を経て、勝利と健人の仲はより深くなり、二人は地球で人生のパートナーとしてショーを作り上げていこうとする。

 

ざっと個人的見解の展開を書きました。なんとも怪しい匂いしかしない物語。

展開からもこれはけんしょり物語ということが伺えますが、健人さんが多重人格のべ面でのセリフの一部が決定的というか確信犯なのです。セリフを細かく正確にレポしていらっしゃるつぶやきがあったので、そちらを上げさせていただきます。

 

 

「俺の中に愛する人の命を奪ってしまう俺がいる。」「二度と人を愛してはいけないのかな?僕は」…ここで二人による二人のための愛の物語なのだとはっきり理解できました。

 

その後 喧嘩→仲直りの時のやり取りもイチャコラでしかない。

健「勝利、お前俺を殴りやがったな…痛かったよ」

勝「生きてるからだよ!元の健人に戻ってくれたね…」

健「ここに来なかったら自分を見失ったままだった」

勝「お前はきっと自分を見つけ出せるよ」

 

(自分メモ) 

 

 

今回のジャニワのメインを健人と勝利だけに絞った上で、初演とトニトニであったマクベスシェイクスピアなど歴史上の人物が削ってありました。それによって、二人の心境の変化や関係性をくっきり見い出しやすく、たとえBLでも人間味を帯びた話に出来上がっていたと思います。ゲネプロで健人さんが言っていた通り、「人生の現実味を出した。ジャニーズ・リアル」に仕上がっています。

 

それにしても、ヒロムが今回の舞台のテーマに掲げていた『平和への尊さ』とは何だったのか。ヒロムはゲネプロを見て「涙を流してしまった」とコメントを残しています(なんとも意味深)

私の考えでは、美青年二人が暦を辿り第二次世界大戦やセウォル号など悲劇を知った上で人間の醜さを実感する。そして美青年自身が実際に当事者になることで共に苦しみ苦悩する中で、美青年同士が愛しているという喜びに気付いたとき、実はそれが人間が力を最大に発揮できることであり、要は一人一人の心の綺麗な充実こそが平和へ繋がることなのだと、お爺ちゃんは伝えたかったのではないかと考えております。

正直、「美青年」こそが平和へと繋がるのだ!とも思っていそうですが。勝利があまりに美しくて泣いてしまった疑惑…。

 

相変わらずヒロムの脳内がファン!ファン!ファンタジー!ですが、なんだかんだで謎が多いこの舞台が好きだったりします。終演してから、まさかのヒロムにお見送りされてしまったのもある意味良い思い出です。

今年は1回入るだけにしようかと思ってましたが、また見解を深めるためにももう1回入りたい…入れたらいいな…。